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歯周病に関する間違った認識

歯周病と歯槽膿漏は違う病気だという間違い!

歯槽膿漏は進行した歯周病です

高齢者の方には馴染みのある「歯槽膿漏」とは、実は重度の歯周病のことです。

歯周病は、歯を支える骨(歯周骨)や歯肉(歯ぐき)などの「歯周組織」が歯周病に侵される感染症です。

歯周病は、「歯肉炎」と、歯周組織まで進行した「歯周炎」の2段階に大きく分けられます。

歯肉に炎症を起こす「歯肉炎」から始まり、「歯周炎」に進行すると歯肉(歯ぐき)がぷよぷよしたり、海が出たりするようになります。

さらに歯周病が重症化すれば、歯を支える歯槽骨も溶けだし、やがて歯が抜けていってしまいます。

進行した歯周病、つまりは歯周炎というのが以前は歯槽膿漏と呼ばれていました。

現在では、歯周病という名匠が一般的となっています。

 

歯周病っていうのは歯肉から膿が出る病気!?

自覚症状が出る頃には、すでに歯周病はかなり進行しています!

歯周病はかつて歯槽膿漏と呼ばれていたせいか、漢字の通り「歯肉がぷよぷよして『膿』が出る」というイメージをされやすくなっています。

膿が出るのは歯周病の症状の一つではありますが、このような自覚症状が出てくるころには、歯周病はすでにかなり進行してしまっています。

歯周病の初期には、歯肉の腫れやむずがゆさがあり、歯を磨いたときの出血といった症状が現れます。いずれの症状も自分では気づきにくいものとなっていますが、この段階で歯周病に対する治療を始めることで、歯を失うリスクは少なくなり、早く良くなっていきます。

歯周病初期はなかなかご自身では気づくことが出来ないという認識を持っておくべきです。

 

歯肉からの出血はよくあるので、放っておけば治る

歯肉の炎症が原因で歯周病の可能性は大!

「ブラッシングのたびに歯肉から出血するけど、放っておけば治るから大丈夫!」なんて思って、歯肉からの出血を軽視してはいませんか?

歯肉からの出血は歯周病の初期症状である可能性があります!

初期には歯肉が少し腫れる、なんとなくむずがゆいといった症状が出ていることも多い歯周病の症状ですが、出血のようにはっきりとした症状ではないので、ほとんどの人は気づきません。歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)」と言われ、気づかないうちに歯肉の内側の見えないところで歯を支える骨などが除々に破壊されていく病気です。

患者様自身が気づきやすい歯肉からの出血は、歯周病を早期発見・治療するチャンスですので、お見逃しのないように歯科医院へと足を運んでください。

 

歯周病予防は中高年になってからでいいという誤った認識

小学生でも歯周病にはなりますので、早くから歯科医院でのケアを

歯周病は、かつては歯槽膿漏と呼ばれていたイメージで「高齢者の病気」というイメージがどうしてもついてしまっています。

しかし、若者が歯周病にならないというわけではありません。

2011年に厚生労働省にて行われた「歯科疾患実態調査」によると、すでに15~19歳で4.5%、20代で約14%、30代になると5人に1人が歯周病にかかってます。

歯周病の中でもとくに重症化しやすい「侵食性歯周炎」は「若年性歯周炎」とも呼ばれており、10代・20代で発症します。

将来、歯がボロボロになって、公開しないように、若いうちからむし歯予防だけでなく、歯周病予防も始めておきましょう。

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